JALの提供するサービスに【スカイメイト】という、12〜25歳までを対象とした航空券を安く買える制度があります。
かつては22歳までが対象年齢でしたが、現在は大幅に緩和されて25歳までが対象となっています。
通常の料金と比較して、だいたい60%程度の割引を受けて航空券を買うことができ、さらにマイルも貯まるお得な制度です。
特に25歳以下の方は要チェックですよ!
この記事では、スカイメイトの仕組みと利用する手順、そして通常料金と比較してどれくらい安くなるのかを詳しく解説していきます。
目次
【スカイメイト】のサービス内容について
スカイメイトとは、満12歳以上26歳未満の方を対象として、出発日当日に空港にて希望便に空席があるときに限り、利用することができる特別な運賃です。
対象路線は国内線のみ(一部路線は利用不可)で、国際線での利用はできません。
学割に似ているので「学生しか利用できないのか?」と思う方もいるかもしれません。
しかし、条件は年齢のみなので、満12歳以上26歳未満であれば社会人も利用することができます。
スカイメイトは、基本的にエコノミークラスが対象ですが、その上のクラスの「クラスJ」「ファーストクラス」も、空席がある時には追加料金を支払えば利用することができます。
名称 | スカイメイト |
---|---|
対象年齢 | 満12歳以上26歳未満(=12歳〜25歳まで) |
対象クラス | エコノミー(クラスJ、ファーストクラスも利用可) |
対象路線 | JALグループ国内線(フジドリームエアラインズ(FDA)、天草エアライン(AMX)とのコードシェア便は利用不可) |
購入方法 | 搭乗する当日: ・JALグループ国内線カウンター(市内・空港) ・空港の「自動チェックイン・発券機」 |
購入期限 | 出発予定時刻20分前まで |
マイル積算率 | 75% |
当日購入に必要なもの (どれか1つ) | ・生年月日が記載された公的書類 ・JALマイレージバンク(JMB)カード(初回は年齢を証明する公的書類の提示が必要) ・JALカード ・JALカードnavi ・JALカードEST ・スカイメイトカード(現在は発行されていない) |
対象はJALグループの国内線
利用できる路線は、JALの運行するほぼ全ての国内路線が対象です。
対象外になる路線は
- フジドリームエアラインズ(FDA)
- 天草エアライン(AMX)
とのコードシェア(共同運航)便です。
普通運賃とスカイメイト運賃の比較
スカイメイト運賃は「通常期運賃」と「ピーク期運賃」の2つがあります。
しかし、スカイメイトは当日空港で希望便に空席がないと利用できないサービスなので、GWや夏休みなどのピーク時に利用すると言うのはあまり賢い選択肢とは言えません。
そのため、ここでは通常期運賃を主に比較します。
区間(片道) | 大人普通運賃(円) | スカイメイト(円) |
東京→大阪 | 25,200 | 9,800(-60%) |
東京→福岡 | 41,100 | 16,000(-57%) |
東京→札幌 | 37,500 | 14,000(-57%) |
東京→沖縄(那覇) | 45,800 | 18,800(-55%) |
大阪→福岡 | 24,600 | 9,800(-60%) |
大阪→札幌 | 46,300 | 18,800(-55%) |
大阪→沖縄(那覇) | 38,400 | 13,800(-59%) |
<運賃対象期間:2019年3月31日~10月26日>
長くなるので主要路線のみ調べてみましたが、ほぼ全ての路線で50%〜60%の割引率でした。
JALの運賃には「往復割引」や「介護帰省割引」などのお得な運賃もありますが、スカイマイルの割引率はその中でも1位2位を争うくらいのお得な運賃です。
他の路線について調べたい人はJALの公式ページにある運賃表をご覧ください
●JAL国内運賃設定・変更:http://press.jal.co.jp/ja/dom_fare_change/
マイル積算率は75%
割引料金でも、しっかりJALマイルを獲得することができます。
『マイル積算率75%』と言っても、利用しているクジレットカードの種類によってはさらに獲得マイルを増やすことができます。
例えば学生専用カードの「JALカードnavi」を保有している人は積算率は100%となりますし、「JAL ESTカード」を保有していたらボーナスマイルがもらえます。
超お得な料金でチケットが買えてしっかりマイルももらえるなんて、若者への優遇がすごいですね。
スカイメイトの利用方法
●当日必要なもの(どれか1つを準備)
- 生年月日が記載された公的書類
- JALマイレージバンク(JMB)カード(初回は年齢を証明する公的書類の提示が必要)
- JALカード
- JALカードnavi
- JALカードEST
- スカイメイトカード(現在は発行されていない)
スカイメイトを利用するためには年齢の確認が必要なので免許証や保険証などの年齢が確認できるものを持参すれば利用できます。
JALマイレージ会員でなくても利用できるのでいいですね。
1.当日にJALホームページ・電話で空席情報を確認
当日利用したい便に空席がなければスカイメイトは利用できません。
JALのホームページで空席情報を確認するか、電話で直接空席情報を確認しましょう。
●WEBで空席状況を確認:JAL公式ページ
●電話で空席情報を確認:tel 0570-025-919
(→国内線のお問い合わせ一覧)
もちろん、当日空港の電光掲示板でも空席情報は確認できます。
2.空席が確認できたら航空券を買う
空席が確認できたら、空港の「自動チェックイン・発券機」、市内・空港にある「JALグループ国内線カウンター」のどちらかで航空券を購入しましょう。
自動チェックイン・発券機は初めて使う人は分かりにくいかもしれないので、空港の国内線カウンターで購入するのが間違いないでしょう。
市内にある「JALグループ国内線カウンター」3箇所
- 東京:JALプラザ有楽町〈千代田区有楽町1-7-1(有楽町電気ビル南館1階)〉
- 沖縄:宮古〈宮古島市平良字西里159 重信ビル1階〉
- 沖縄:石垣〈石垣市字登野城2-10 アユタビル1F〉
詳しい住所,営業時間など:JAL国内線カウンター案内
スカイマイルのメリット・デメリット
メリット:かなり安く飛行機に乗れる
スカイメイトを利用するメリットは、60%オフで航空券を購入できてしかもJALマイルが貯まることです。
通常のマイル積算率は75%ですが、JALカードを作ることで獲得マイルを増やすことができると言う点もメリットです。
デメリット:乗れないリスクがある
デメリットは、事前に予約ができないためピーク時期には当日空港に行っても飛行機に空きがなく、チケットが取れない可能性があることです。
そのため、翌日に試験や就職活動などの絶対に外せない用事があるという場合には、利用は慎重に検討しましょう。
混雑している年末年始やGWのピーク時期には、スカイメイトの利用は確実ではないと言うことはしっかり理解しておく必要がありますね。
まとめ:スカイメイトは繁忙期以外に利用しよう!
スカイメイトは事前に航空券を購入することができないというデメリットはありますが、年末年始やGWなどの繁忙期を避ければ満席というのは比較的少ないです。
そのため、通常期では丸々1日待っても飛行機に乗れないとうことは少ないと予測されます。
当日は電話での空席状況の確認ができるので、空港に行く前に必ず空席の確認をしてから出発しましょう。
60%前後の割引で航空券を買えて、ちゃんとJALマイルも貯まる『スカイメイト』は非常にお得な制度です。
学生でなくても、25歳以下であれば誰でも対象なので機会があればぜひ利用してみてください。
ANA版『スカイメイト』のサービス↓
20代でJALカード持つならこれ一択↓
海外旅行にモバイルルーターとか不便じゃない?普通に安いし海外SIM使おうよ↓