楽天の発行するクレジットカードの中には、ANAマイレージクラブと提携しているカードがあります。
その名も『楽天ANAマイレージクラブカード』です。
いまは楽天スーパーポイントを貯めているが、今後はANAマイルも貯めてみたいという人には選択肢の一つとなるカードです。
普通の楽天カードと何が違うのか?ANAマイルのためやすさはどうなのか?
楽天ANAマイレージカードのスペックについて詳しく解説していきます。
目次
楽天ANAマイレージクラブカード
カードスペック早見表
名称 | 楽天ANAマイレージクラブカード |
---|---|
国際ブランド | JCB・VISA・MasterCard |
年会費 | 初年度無料 ※翌年以降は、年1回以上のご利用で 500円(+税)が無料 |
利用限度額 | 〜100万円 |
ポイント還元率 | 1%(100円につき1円分) |
ポイントコース | ・100円=1楽天スーパーポイント ・200円=1ANAマイル |
ETCカード | 年会費500円(+税)(楽天PointClubの会員ランクがプラチナ・ダイヤモンドだと年会費無料に) |
家族カード | 無料で発行可能(5枚まで) |
電子マネー | 楽天Edy機能は無料付帯 |
旅行保険 | ・国内旅行保険:× ・海外旅行保険(利用付帯):最高2,000万円 |
ショッピング保険 | なし |
入会条件 | 満18歳以上(本人または配偶者に安定した収入のある方。または高校生を除く18歳以上で学生の方。) |
発行まで | 最短一週間で受け取り可能 |
楽天カードからの切替 | 手数料1,000円(+税) |
通常の楽天カードから楽天ANAマイレージクラブカードへの切り替えも可能です。
ただし、切り替え手数料として1,000円(+税)かかります。
イチオシポイント
☆年会費無料でマイルが貯められる(年1回でも利用すれば)
☆1枚で4つの機能がついている
☆マイル還元率は0.5%(200円=1ANAマイル)
☆交換制限なしでマイルを貯められる
楽天ANAマイレージクラブカードの特徴・メリット
ポイント・メリットをまとめました。
年会費は年1回の利用で無料、それ以外は500円+税
普通の楽天カードは年会費が完全に無料なのに対して、楽天ANAマイレージクラブカードは年1回のカード利用で無料になるという条件がついています。
初年度は完全に年会費無料ですので、2年目以降からは年1回以上のカード利用が必須になります。
もし全くカードを利用しなかった場合には年会費500円(+税)がかかります。
年会費無料になる条件がかなり緩いので、ほぼ年会費無料のカードという認識でもいいかもしれませんね。
そもそも1年に1度も使わないのであれば、持つ必要はないのですから。
1枚で4つの機能が付帯
<付帯している4つの機能>
- クレジットカード
- 楽天Edy
- 楽天ポイントクラブカード
- ANAマイレージクラブカード
普通の楽天カードには『クレジットカード+楽天Edy+楽天ポイント』の3つの機能がついています。
楽天ANAマイレージクラブカードでは、その3つの機能に加えてANAマイレージクラブの機能がプラスされて4つの機能を持っています。
ANAマイレージクラブカードは個別に管理している人も多いでしょう。
4つの機能が1枚に収まっている『楽天ANAマイレージクラブカード』を使えば管理が楽になりますね。
楽天Edyとクレジットカード機能を組み合わせれば還元率は1.5%!
- チャージで1%
- 楽天Edy支払いで0.5%
楽天ポイントかANAマイルを選択して貯められる
クレジットカード利用で貯まるポイントは、事前にコースを設定することで貯まるポイントが異なります。
- ANAマイルコース:200円=1マイル
- 楽天ポイントコース:100円=1ポイント
ANAマイルコースを選択するとマイル還元率は0.5%です。
楽天ポイントコースを選択すると通常の楽天カードと同じ1%の還元率です。
ポイントコースはWEB上で簡単に変更ができるので、その時のポイントを貯める目的次第で変更ができます。
さらに、貯めたポイントは途中で交換も可能なので、ポイントに関しては柔軟な対応が可能です。
交換制限なしでマイルが貯められる
普通の楽天カードだと、マイルに交換できるポイント数には制限があります。
<通常の楽天カード:『楽天ポイント→ANAマイル』交換制限>
- 交換申請は24時間に1回まで
- 1回につき1,000ポイントまで
- 月に20,000ポイントまで
1日に1,000ポイント(=500マイル)づつしか交換できず、1ヶ月間で20,000ポイント(=10,000マイル)が上限です。
普通の楽天カードではANAマイルを貯めるのはかり面倒なのがわかります。
しかし、『楽天ANAマイレージクラブカード』でANAマイルコースを選択しておけば、交換数の制限は関係なしで、マイルをガッツリ貯めることができます。
海外旅行傷害保険が充実している
担保事項 | 保険金額 |
---|---|
付帯条件 | 利用付帯 |
傷害死亡・後遺障害 | 2,000万円 |
傷害治療費用 | 200万円 |
疾病治療費用 | 200万円 |
賠償責任 | 2,000万円 |
携行品損害 [自己負担:3,000円] | 20万円 |
救援者費用 | 200万円 |
楽天ANAマイレージクラブカードは、ほとんど年会費無料のカードですが海外旅行保険は他の年会費無料カードと比較しても充実しています。
付帯条件は自動付帯ではなく利用付帯なので、旅行前にカードを利用しなければいけないという条件はあります。
しかし、最も利用する可能性の高い『傷害治療』が最高で200万円まで保証されているのはありがたいです。
JCBブランドならnanacoにチャージできる
楽天ANAマイレージクラブカードの国際ブランドは、JCB・VISA・MasterCardの3種類から選べます。
JCBで発行すれば電子マネーのnanacoにチャージすることができます。
ただし、2017年11月からは楽天カードのnanacoへのチャージはポイント付与対象外となっています。
そのため、2017年11月以降からは楽天ANAマイレージクラブカード(JCBブランド)であえてJCBブランドを選ぶ必要はなくなりました。
VISA、もしくはMasterCardを選んだ方が海外でも利用できる場所が多いのでおすすめです。
MasterCardブランドならauウォレットにチャージできる
Mastercardブランドを選べば、『au WALLET』へのクレジットカードのチャージが可能です。
nanacoと違い、『au WALLET』へのチャージではポイントの獲得ができるのでポイントの二重取りが可能です。
『au WALLET』を普段利用している方は、国際ブランドはMastercardを選ぶといいでしょう。
楽天ANAマイレージカードのデメリット
デメリットもしっかりチェックです!
搭乗時・年間更新のボーナスマイルはない
通常のANAカードには、飛行機搭乗ボーナスやフライトボーナス、継続ボーナスなどの特典がついていることがほとんどです。
では、カードの名前に『ANAマイレージクラブ』と入っている楽天カードは、普通のANAカードのようなボーナス・特典はあるのか?
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何もないです。
そう、楽天ANAマイレージクラブカードを持ってANA飛行機に乗っても、毎年継続保有していても、なんのボーナスマイルも貰えません。
そのため、特に仕事やプライベートで普段からよくANAの飛行機に乗るという人にとっては、普通のANAカードを作った方がお得です。
あくまで、カード利用でANAマイルが貯まる『楽天カード』であって、その中身は『ANAカード』とはかなり違うのです。
国内旅行保険・ショッピング保険はない
楽天ANAマイレージクラブカードには国内旅行保険とショッピング保険はありません。
年会費無料だから仕方がないとはいえ、少し残念なポイントです。
まとめ
<メリット>
- 年会費は無料(年1度もカード利用しないと500円+税)
- マイル還元率は0.5%
- 1枚に4つの機能[クレジット+楽天ポイント+楽天Edy+ANA会員]
- 海外旅行保険が充実している
<デメリット>
- ANA搭乗ボーナスや継続ボーナスはない
- 国内旅行保険・ショッピング保険はない
『楽天ANAマイレージクラブカード』の最もいいポイントは、やはり年会費無料でANAマイルを貯めれる点に尽きるでしょう。
年会費無料にするには年1回以上のカード利用が必須条件ですが、極端に言えば毎年1度コンビニでうまい棒一本買えばいいのです。
それくらいの緩い条件なので気にする点ではありません。
普通の楽天カードに500円でANAマイルも貯められるオプションが付く、そんな感じのカードです。
普段の支払いで気軽にANAマイルを貯めるつもりなら『楽天ANAマイレージクラブカード』はとてもおすすめできるカードです。
ANAマイルを貯める方法まとめ↓
ANAマイルを本格的に貯めたい人にはANAアメックスがおすすめです。
JALマイルを貯めたい20代はJALカードEST以外の選択肢はありません。