この記事ではアメリカ入国に必要なESTAについて解説しています。
ESTAってなに?という話から、ESTAの申請を忘れたまま空港に行くとどうなるのか?という話まで解説していきます。
あ、もし現在進行形で空港にいて、アメリカ行きの飛行機に乗る予定なのにESTAの申請を忘れていることに気づいてこの記事を読んでいる人は
とにかく早くESTA申請して下さい!
申請しないと飛行機に乗れません!まだ間に合うかも知れませんので急ぎで!
目次
ESTA(アメリカ入国電子認証システム)とは簡単に言えばビザ
ESTAとは?
ESTAは、米国国土安全保障省(DHS)により2009年1月12日から義務化されました。このオンラインシステムは、ビザ免除プログラム(VWP)の一部で、短期商用・観光目的(90日以下)の目的で旅行するすべてのビザ免除プログラム渡航者は、米国行きの航空機や船に搭乗する前にオンラインでESTA渡航認証を受けなければなりません。ビザ免除プログラムの利用条件の詳細については、こちらをご覧ください。
引用元:https://jp.usembassy.gov/ja/visas-ja/visa-waiver-program-ja/
ということで、日本人はアメリカに渡航する際には必ず申請する必要があります。
申請から承認まで最長72時間かかるということなので『少なくとも渡米日の72時間以上前にESTAの申請をすることを強くお勧めします』とのことです。
また、ESTA申請時には、14ドルの申請料金を支払わなければなりません。
ESTA申請サイトでクレジットカードで支払うことができます。
14ドルの料金を騙し取る模倣ウェブサイトもあるとのことでした。
申請時には十分注意して下さい。
ESTA手続きをする手順
申請サイトは日本語にも対応していますので英語ができなくても全く問題ありません。
6ページほどのボリュームですが、20分もあれば完了するでしょう。
以下、政府のサイトより申請できます↓
実録:搭乗50分前までESTA申請の存在を知らなかった人の末路
さて、それではアメリカ行きの飛行機に乗る50分前にESTAの存在を知った僕の話をしていきます。
これは、僕がANAマイルを使って旅行をしていてスイス(チューリッヒ)からアメリカ(ロサンゼルス)に向かう時の話です。
事の始まりはフライト時間の確認ミスから始まる
●朝10:30 起床
僕のGoogleカレンダーでは【チューリッヒ:17:20発→ロサンゼルス:18:10着】と書いてあったことに加えて、ホテルのチェックアウトが12時だったのでのんびり起きました。
●11時30分 ホテルでチェックアウトまで暇になる
起床後は、朝飯→荷造りをして支度を完了。
暇になったので何気なく飛行機の予約確定メールを見ると、なんと飛行機の時間が全然違うことに気づく。
そう17時20分発ではなく【13時10分発】。
気づいた時はもう本気で「嘘だろっ!」って叫びました。
とは言え、ホテルから空港まで30分くらいの距離だったこともあり、
「まあまだ間に合うか、いま気づいてよかった〜」と思いながら空港に向かうことに。
フライト50分前にチェックイン!安堵するも地獄の始まり
●12時20分 空港チェックインカウンターに着く
フライト50分前になんとかスイス航空のチェックインカウターに着き、空いているビジネスクラスカウンターへ行く。
これじゃラウンジいけないよな
なんてまだ余裕のあることを考つつ、カウンターでチェックイン手続きをお願いしました。
するとCAさんが
パスポートで確認できないのですが…メールとかプリントした物とかないですか?
と聞いてきました。
*英語で言われましたが、わかりやすいように日本語にしてます。
この時僕は、ESTA…エスタってなんだ?ビザみたいなものっていってるけど日本人は
ビザいらないのでは?
うーん。全然意味がわからん。と思い
アメリカに入国するのにその「ESTA」ってやつが必要なんですか?
ということなのでふーんと思いつつ(まだ余裕)ネットでまずはESTAを検索することに。
すると、ESTAについて書いてあるサイトを見つけてさらっと読むと・・・
「アメリカに渡航する人は飛行機に乗る72時間前までに申請が必要」
という文書を見つけました。
「え、ちょ、やばくない⁈…」と思い、猛ダッシュで申請することに。
フライトまで15分を切ったところで絶望のお知らせ…
●12時50分頃 必死に急いで申請
流石に今回のミスはやばいと思いつつ急いで必要事項を入力していると、フライトまで残り20分を切る時間に。
「まだ、なんとかなる!俺は今回はビジネスクラスだから少しは融通してくれるはずだ!」
と、全く意味の分からない希望を胸にして申請は後少しのところまできていました。
しかし、そんな希望もCAさんの言葉で終わりを告げる…
●12時55分 絶望のお知らせ
残念ながらお客様の予約されましたロサンゼルス行きの便は諦めるしかないようです。
あっ…そっ…そうですか…(終わった)
絶望のお知らせを聞くも「いや、まだもしかしたら…」と淡い期待を抱き、目の前の問題であるESTAの申請を終わらせることに集中。
そして結局、ESTAの申請は飛行機の出発10分前に完了。
ただし申請画面には『72時間以内に申請内容を確認し承認します』と表示されて、結局絶望。
今日の飛行機には乗れなかったてことじゃん。
もう朝の時点で詰んでたのか…
申請は完了 スイス→ロサンゼルスへのチケットは消滅
とはいえ、ひとまずESTAの申請は完了したことをCAさんに伝えると
他の航空会社ならあるかもしれませんが詳しくはチケットカウンターで確認してみてください
とのことで、ここで非常に重要なことを聞く。
買わないといけないんですよね?
ざわざわ
ざわざわ
どうしてだよーー!!!
この時、僕の頭の中で色々な感情が渦巻く。
- 本当ならビジネスクラス乗れたはずが…
- ビジネスクラスって50万以上するのに…
- 新しいチケットってエコノミーでも10万円くらいするじゃん…
- エコノミーで長距離路線か…
- はあ…もう日本帰れるかな?
- ロサンゼルスのホテルキャンセルしなきゃ…
- スイスでもう一泊する費用もかかるじゃん…
2019年で一番絶望した瞬間
最後の希望 ANAコールセンターへ電話!
そんな絶望している僕に見かねたCAさんが
優しいCAさんでわざわざ案内してくれるということだったので、これからどうするか考えるためにもチケット売り場まで案内してもらうことにしました。
そしてチケット売り場まで案内してくれたCAさんにお礼を述べて別れた後にふと
提携してるスイス航空じゃなくて予約したANAに直接連絡したらもしかしたら…
と最後の希望であるANAのコールセンターに直接電話をしてみることにしました。
幸い、僕の使っているSIMカードはヨーロッパ圏内なら通話ができました。
海外滞在中にANAに電話する際、コールセンターの番号はこちらから確認できます↓
そして、電話を掛けて5分くらい待つと(ANAはコールセンターが繋がりにくい)
なんとか繋がりました。
えっと、現在〜な状況でして、こういった場合どうにかなりませんか?(絶望した声)
と自分の置かれた状況を説明し、なんとかする方法はないかと聞くことに。
本来ならご搭乗の6時間前までにご変更しなければいけないのですが【チューリッヒ→ロサンゼルス】の便を日時変更いたしまして、
明日同刻のチケットを確保をすることが可能ですがいかがいたしましょうか?
あ、でもその場合はチケット代を全額払うことになるということでしょうか?
では明日の便に変更とうことでぜひよろしくお願いしますっ!
本当に助かりました…
結果:チケットは変更扱い 損失はホテル代10,000円ほど
とうことで、最後の希望ANAサービスデスクに連絡したら、なんと無料で新しいチケットの準備をしてくれることになりました。
しかも予約したのと同じビジネスクラス…もう感謝しかないです。
これがLCCとかだったら絶対に新しいチケットの用意とかしてくれないですよね。
ANAさんさすがです。
僕なんかの賞賛なんか高々知れてますが、本当に心から感謝して賞賛します。
ロサンゼルスのホテル代が無駄になって、スイスで1泊分の宿代がかかることになりましたが航空券を新しく買うのに比べたら軽いものです。
結局、金銭的な損失としては合計1万円くらいでした。
アメリカに渡航の際にはESTAの申請お忘れなく!
今回僕はなんとか航空券の変更ができましたが、直前で航空券を変更なんて普通できません。
マイルを使った航空券だったことや、タイミングよく席が空いていたことでANAの人がなんとかしてくれたのでしょう。
しかし、これがLCCだったら確実にチケット代はそのままなくなっていたことでしょう。
アメリカに渡航する際はもちろん、乗り換えでアメリカを経由する人でもESTAの承認が必要になりますので事前に申請しましょう。
もう一度最後に紹介しておくと、こちらからESTAの詳細確認と申請ができます↓
ひとり旅って大変だなって思いましたよ…
旅行先の国に入国するににビザが必要か教えてくれるサイトが便利です!
初めてファーストクラス乗った時の記事
帰国もファーストクラスの巻↓
ANAマイルを貯める方法のまとめ記事↓