マイル=航空会社のポイントプログラム
一言で言うと、マイルとは航空会社のポイントプログラムである。
ちなみにWikipediaでは・・・・
主なマイレージサービスは、会員旅客に対して搭乗距離に比例したポイントを付加し、そのマイルに応じた無料航空券、割引航空券、座席グレードアップなどのサービス提供である。
と、まあ、単純に言ってTポイントやポンタ、楽天ポイントとやっているサービスは変わらないってことです。
飛行機に乗れば、その乗った距離に応じてポイント(マイル)がもらえます。
そしてそのポイントを使えば、無料の航空券と交換できたり、エコノミークラスからビジネスクラスに席をアップグレードできたりします。。
そんなポイントサービスです。
ただし、決してマイルは飛行機に乗らなければためれないポイントではないことはあまり知られていません。
実は、マイルは一度も飛行機に乗らなくても貯めることができるのです。
また、マイルは、Tポイントや楽天ポイントとは違い、1マイルの価値は1円ではなく、使い方によっては1マイルで10円以上の価値をもつこともあります。
飛行機に全く乗らずにマイルをためている人のことを「陸マイラー」と呼びます。
読み方は良く間違えられるのですが、「おかまいらー」です。
…個人的には「りくまいらー」でも通じるのでいいのですが…誰が最初に言い始めたのでしょうか?笑
マイルの種類は航空会社の数ある
『飛行機のマイル』と言っても、実はその種類は航空会社の数ほどあります。
わかりやすい例をあげると、日本の航空会社のANAとJALはそれぞれ別々種類のマイルを扱っています。
ANAだとANAマイル、JALだとJALマイルです。
つまり、ANAマイルはJALで使えませんし、JALマイルはANAで使うことはできません。

マイルの種類は航空会社の数あれど、大きく3つのグループに分かれる
先ほど「飛行機のマイルは航空会社の数ほど種類がある」と話しました。
しかし、航空会社のマイルは絶対にその航空会社でしか使うことができない、と言うわけではありません。
例えば、ANAマイルはアメリカの「ユナイテッド航空」やタイの「タイ航空」などで利用できますしその逆も然りです。
つまり、マイルの種類は航空会社の数だけあっても、利用できる航空会社は大元の航空会社だけではないのです。
なぜなら、航空会社は『アライアンス(連合)』を組んでおり、そのアライアンスごとで相互にマイルを使えるように連携した仕組みを持っているからです。
もちろん、所属するアライアンスが違えばマイルは使えませんが、同一のアライアンスに所属している航空会社であれば相互でのマイルの利用ができます。
ちなみに、アライアンスができたのは1990年代頃です。
航空会社同士の競争激化によるコスト削減の一環として行われたとのことです。
<アライアンスを組むことの航空会社のメリット>
- 加盟航空会社同士のマイレージサービスの相互利用←これが重要!
- チェックイン業務の共通化(簡易化)
- コードシェア(共同運航)によるコスト削減と利用可能路線の拡大
- 同一アライアンス内での乗り継ぎ手続きの簡易化
- 各社の空港ラウンジの相互利用
各社連携した方が業務が効率化しますよね。

<主なアライアンス3つ>

スターアライアンス(28社提携)←ANA
ワンワールド(13社提携)←JAL

アライアンス名 | 加盟航空会社 |
---|---|
スターアライアンス | ANA・中国国際航空・エアインディア・アシアナ航空・エバー航空(2013年6月18日加盟)・深セン航空・シンガポール航空・タイ国際航空・ユナイテッド航空・エアカナダ・アビアンカ航空・コパ航空 ・アドリア航空・エーゲ航空・オーストリア航空・クロアチア航空・スイス航空・スカンジナビア航空・TAPポルトガル航空・トルコ航空・ブリュッセル航空・ルフトハンザドイツ航空・LOTポーランド航空・ニュージーランド航空・エジプト航空・エチオピア航空・南アフリカ航空 |
ワンワールド | JAL・アメリカン航空・British Airways・キャセイパシフィック航空・Finnair・イベリア航空・LATAM・Malaysia Airlines・カンタス航空・Qatar Airways・ロイヤルヨルダン航空・S7 Airlines・SriLankan Airlines |
スカイチーム | 大韓航空 ・中国東方航空 ・中国南方航空・厦門航空 ・チャイナエアライン(中華航空)・ ベトナム航空・ガルーダ・インドネシア航空 ・デルタ航空 ・アエロメヒコ航空・アルゼンチン航空 ・エールフランス航空 ・アリタリア航空・エアヨーロッパ ・アエロフロート・ロシア航空 ・タロム航空・KLMオランダ航空 ・チェコ航空 ・サウディア ・ミドル・イースト航空 ・ケニア航空 |
3つのアライアンスを見て見ると、JALとANAが違うアライアンスに加盟しているとわかります。
つまり先ほども言った通り、どうやってもマイルの相互利用はできないと言うことです。
ただ、同じアライアンスに加盟している航空会社のマイルなら相互利用ができるので、
「この3つのアライアンスの中の、どのマイルを貯めるか?」と言う話になってきます。
ただ、日本で効率よく貯めれるマイルは結局のところ、
- スターアライアンスだとANAマイル
- ワンワールドだとJALマイル
- スカイチームだと…。
と言う風になり、ほとんどの人の選択は2択になるでしょう。
このブログでは僕が「ANAマイル推し」なので、ANAマイルを貯めるのをお勧めします。
ただ、アライアンスに加盟している航空会社が、少ないから・多いからという点はそこまで重要ではないです。
今後貯ていくマイルを選ぶ時は、自分の旅行に行きたい国や路線を運行している航空会社を調べてから選択するといいでしょう。

まとめ
・マイルとは航空会社のポイントサービス
・一度も飛行機に乗らなくても貯めることが可能!
・1マイルは10円以上の価値を持つこともある
・ANAとJALは別種類のマイルである
・マイルの種類は航空会社の数ほどある
・同一アライアンスに加盟していればマイルは他航空会社に使える(逆も然り)
・日本ならANA・JALどちらかを貯めるのが基本である
ANAマイルの有効期限と有効期限を伸ばす方法について!

陸マイラーは絶対に持ってるクレジットカード

マイルを貯めて乗れる最上級サービスファーストクラスの値段について!
